応用ベクトル解析∇の成績情報+授業実施報告

Time-stamp: "2007-10-02 Tue 18:23 JST hig"

成績評価方法は Webシラバス を参照してください.

個人別成績情報

テストと成績統計

授業実施報告

樋口からのお返事とコメント

ファイナルトライアルの結果を見ると, 70-90点の層が多く, 十分に科目内容を身につけてもらったように思います. ただし, ファイナルトライアル前のアンケートでは, 自分は科目内容を理解できていない, という回答が多いのが気になります. 表面的な操作はできるが, 全体像は理解できていない, という状況に陥っているのかもしれません. ファイナルトライアルの問題もややパターン化の傾向があるし. 問題の反省が必要ですね.

アンケートでは, 理工学部の平均的な評価をうけています. 2006年度にはもっとよい評価だったので, これにはショックを受けています. 2006年度と比べて, 表面的にはやり方は同じ(+ちょっとだけ簡単化+ちょっとだけ新サービス追加)で, 中頃のアンケートでは致命的な問題は指摘されていなかったので, 予想外の結果ですが, とにかく結果はこの通りなので, 真摯に受け止めたいと思います.

原因を探ると, アンケートでは, quizの時間が足りないという声(多くの回では終了15分前くらいから始めて, 15分くらい時間を超過する人が多くいる)が多くありました. この時間設定は, この量の計算は15分でできてよ+授業終了時点でそのくらい理解していてよ, という樋口の願望の表明です. しかし, 授業は授業時間内に終われ, ということを尊重すれば, (1)演習の量を減らす/なくす, (2)quizの分を宿題やレポートにまわす, (3)quizの時間を保ち授業でカバーする範囲を減らす, などの策が考えられます. 2008年度には, 樋口はこの科目を担当しませんが, カリキュラムが変化して(3)の方針で改善がはかられると推測しています. 逆にいうと, 2007年度までは, 電磁気学につながるためにこれだけの内容が必要だったので, 少し無理をしていたのです. ごめんなさい.

この授業での新しい試みについていうと, 黒板画像共有は, 評価はしてもらっているようですが, 利用者は多くありません. 模範解答を作ろうプロジェクトは, 全体から見ると半分以下ですが, 有効に利用してくれた方々があったようです.


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樋口三郎, hig's mail address