数式処理システムMathematica
- 紙と鉛筆のかわりに数式処理ソフトウェアMathematicaで, 確率変数の母期待値を意識して, 定積分を計算してみましょう. を実行します.
- 積分(integration)の計算は, 例えば \( \int_0^3 (3x^2+2x) dx\)なら
のようにタイプします. 計算実行は Shift+Enterです.Integrate[3*x^2+2*x,{x,0,3}]
- いま考えたい被積分関数は, 区分的に(=場合分けで)定義されていますが, 3*x^2+2*x のところに ifthen ののりで関数を書くのではなく, 区間ごとの積分にわけて最後に加えるようにしましょう. つまり, \(\int_{-1}^2 |x| dx\) は
のようにして計算しましょう.Integrate[-x,{x,-1,0}]+Integrate[x,{x,0,2}]
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変数への代入
m=Integrate[3*x^2+2*x,{x,0,3}]
- 整数で1/5などと書くと, Cと異なり, 整数0になるのでなく, 有理数1/5として正確に扱われます. Cでいうdoubleのように0.2とすると, 数値計算誤差のある小数としての計算になります. 極力, 有理数として計算しましょう.
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小数表示したいときは,
N[m]
- 同じ計算は, Wolfram|Alphaで無料でスマホでできます.
Mathematicaによる線形代数, 固有値, 固有ベクトル
Mathematicaによる線形代数, 固有値, 固有ベクトルWolfram|Alpha定積分, 母期待値
Wolfram|Alpha定積分, 母期待値. Mathematicaの記法もほぼそのまま使えます.アドバイス
Mathematicaは有料のソフトウェアですが, 理工学部がサイトライセンスを取得しているので. 自宅のPCにもインストールできます. 案内参照.